「 短編 」一覧

火曜クラブ THE THIRTEEN PROBLEMS アガサ・クリスティ 中村妙子 訳

火曜クラブ THE THIRTEEN PROBLEMS アガサ・クリスティ 中村妙子 訳

火曜クラブ。ミス・マープルと13の謎です。ミス・マープルは登場するなり非凡な冴えを発揮。場の雰囲気を一瞬で書き換えてしまう推理力は初っ端からフル稼働です。全世界をセント・メアリ・ミードの出来事に置き換え、編み物しながら解決する事件は前警視総監のクリザリング卿をもってして容易ならざるものばかり。ミス・マープルが一番の謎です。1932年。

ヘラクレスの冒険 THE LABOURS OF HERCULES アガサ・クリスティ 高橋豊 訳

ヘラクレスの冒険 THE LABOURS OF HERCULES アガサ・クリスティ 高橋豊 訳

1947年出版。12編。ギリシア人(?)の英雄ヘラクレスはアポロンの宣託に従い、あえて苦難の偉業に挑みますが、ベルギー人の探偵はバートン博士とのナタウリの栽培から発展したヨタ話からあえてこじつけたややこしい事件を推理します。この金持ち探偵は無聊をかこちすぎです。

クリスマス・プディングの冒険 THE ADVENTURE OF THE CHRISTMAS PUDDING アガサ・クリスティ 橋本福夫 他訳

クリスマス・プディングの冒険 THE ADVENTURE OF THE CHRISTMAS PUDDING アガサ・クリスティ 橋本福夫 他訳

クリスティ短編集13です。1960年出版。6編。血ダクの「ポアロのクリスマス」(38年)から22年後の短編集です。クリスマスらしい雰囲気のクリスマスに読むにふさわしい短編集です。クリスティ自身がオススメしているくらいです。ぜひクリスマスにどうぞ。

おしどり探偵 PARTNERS IN CRIME アガサ・クリスティ 橋本福夫 訳

おしどり探偵 PARTNERS IN CRIME アガサ・クリスティ 橋本福夫 訳

1929年出版でも二人合わせてまだまだいける。あいかわらず瑞々しいベレズフォード夫妻です。冒頭すぐ金のハナシになるのはかわりません。タペンスの暴走も変わりません。本作はクリスティのミステリへのオマージュになっている短編集でもあります。リアルタイムのミステリです15編。

パーカーパイン登場 PARKER PYNE INVESTIGATES アガサ・クリスティ 乾信一郎 訳

パーカーパイン登場 PARKER PYNE INVESTIGATES アガサ・クリスティ 乾信一郎 訳

こころの悩み専門医「パーカーパイン登場」!精巧に組まれたパズルのような構成です。ショートストーリーなので気軽に読めて気分爽快。読後幸福とはなにかと考えさせる奥行きもあります。散りばめらた宝石のような短編集。アガサ・クリスティ1934年の作品です。12編。

謎のクィン氏 THE MYSTERIOUS QUIN アガサ・クリスティ 石田英士 訳

謎のクィン氏 THE MYSTERIOUS QUIN アガサ・クリスティ 石田英士 訳

アガサ・クリスティの幻想性を体現したハーリ・クイン氏登場です。もうひとりの主役サタースウェィト氏との神話的な推理小説「謎のクィン氏」。ハーリクィンは道化役者のことです。道化師は影のようにあらわれ去っていきます。アガサ・クリスティ1930年の幻想推理小説です。11編。

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