「 アガサ・クリスティ 」一覧

雲をつかむ死 DEATH IN THE CLOUDS アガサ・クリスティ 加島祥造 訳

雲をつかむ死 DEATH IN THE CLOUDS アガサ・クリスティ 加島祥造 訳

1935年作品。英仏を結ぶ空の上での殺人事件です。ヘイスティングズが嫁を見つけ南米に移住した「ゴルフ場殺人事件」から十二年後の事件です。登場しないのに至るところでジロー刑事の名前が出てきます。今回フランス警察は陰気なフルニエ警部です。イギリスはジャップです。

もの言えぬ証人 DUMB WITNESS アガサ・クリスティ 加島祥造 訳

もの言えぬ証人 DUMB WITNESS アガサ・クリスティ 加島祥造 訳

1937年のヴィクトリア朝時代の人物ミステリです。セント・メアリ・ミードにポワロが光臨したようです。犬人物造形の彫り込みが見事のひとこと。幕末明治の人はこんなんだったのかとボブと一緒に唸ります。ボブはテリアです。「カーテン」までヘイスティングズ大尉とはお別れです。

ビッグ4 BIG FOUR アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

ビッグ4 BIG FOUR アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

1927年ヘイスティングズ大尉が南米から戻ってきたときの事件です。前年のアガサ・クリスティ「謎の失踪」事件直後の長編作品となります。ポワロもののなかでもアドベンチャー形式の珍しいタイプのミステリ。日本では昭和二年になります。ポワロの想い人ロザコフ伯爵夫人が登場します。

メソポタミア殺人事件 MURDER IN MESOPOTAMIA アガサ・クリスティ 蕗沢忠枝 訳

メソポタミア殺人事件 MURDER IN MESOPOTAMIA アガサ・クリスティ 蕗沢忠枝 訳

1936年発表された三つのミステリの二番目のミステリになります。クリスティは30年に再婚して46歳、精力的に執筆していた時期になります。アッシリア遺跡発掘現場を舞台に情熱的な愛が引き起こす倒錯した非常に考えさせられるミステリです。暑さと寝苦しさが伝わってきます

エッジウェア卿の死 LORD EDGWARE DIES 福島正美 訳

エッジウェア卿の死 LORD EDGWARE DIES 福島正美 訳

南米からヘイスティングズ大尉が帰ってきています。ポワロ、ヘイスティングズ、ジャップのトリオが織り成すミステリ。1933年のロンドンの舞台女優をめぐる離婚話から事態は思わぬ殺人事件へと発展します。古き良きイギリスが香るミステリです。どこか舞台芝居のようです。

バグダッドの秘密 THEY CAME TO BAGHDAD 中村妙子 訳

バグダッドの秘密 THEY CAME TO BAGHDAD 中村妙子 訳

1951年ロンドン娘の痛快大冒険小説です。光り輝く即興のウソと演技力を武器に天涯孤独でも人生を押し進みます。行動力パねぇす。ヴィクトリアの中のひとなんていません。右脳全開ヴィクトリア・ジョーンズはクリスティの化身かも。ウソと芝居は女の武器です。ゴー!ヴィクトリア。

ポアロのクリスマス HERCULE POIROT’S CHRISTMAS 村上啓夫 訳

ポアロのクリスマス HERCULE POIROT’S CHRISTMAS 村上啓夫 訳

1938年の年末の血まみれ殺人事件です。血のクリスマスはもはやクリスマスとはいえません。ジョンスン大佐と薪かセントラルヒーティングかの暖房談義をしていて毒薬より単純な荒っぽい事件がいいと大佐が言い出したら電話が鳴りクリスマスは台無しです。そう。ポワロの出番です。

死への旅 DESTINATION UNKNOWN 高橋 豊 訳

死への旅 DESTINATION UNKNOWN 高橋 豊 訳

1954,55年作品。当時の国際情勢を反映したスリラーです。日本では昭和30年。ほぼ「ヒッコリー・ロードの殺人」と同時期の作品です。後年の「フランクフルトへの乗客」の雛形ともいえる内容で、逆に言うと当時いかに将来に不安を抱えていた世界であったかがうかがえます。ポワロは出ません。

第三の女 THIRD GIRL アガサ・クリスティ 小尾芙佐 訳

第三の女 THIRD GIRL アガサ・クリスティ 小尾芙佐 訳

1966年の作品です。これほど冒頭でポワロが衝撃を受けたミステリはありません。それでも名探偵はミスター・ゴビーに下調査を依頼します。なにかひっかかるのです。調査を開始すると想像以上の複雑さ難解さの「事件のない事件」でした。ミス・レモンとはたぶん今回でお別れです。

フランクフルトへの乗客 PASSENGER TO FRANKFURT アガサ・クリスティ 永井 淳訳

フランクフルトへの乗客 PASSENGER TO FRANKFURT アガサ・クリスティ 永井 淳訳

クリスティの80歳誕生日記念作品です。1970年にこの世界に対して感じた印象を結実させた作品とも言えます。まえがきに書かれたとおりの内容です。パイカウェィ大佐とロビンスン氏が登場します。どんな時代でも真の教養を身につけた人物は影響は受けないのがわかります。

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