白昼の悪魔 EVIL UNDER THE SUN アガサ・クリスティ 鳴海四郎 訳
クリスティの地元デヴォン州の島を舞台にしたリゾートミステリ。アガサ・クリスティの壮年期の傑作です。1941年作品。ナイルの事件からまだ間もないポワロが保養に訪れたスマグラーズ島のホテルで起きた殺人事件。妖精譚の多い土地柄の事件が陽光のもと意外な展開を見せます。
ーアガサクリスティ、とその他ー
クリスティの地元デヴォン州の島を舞台にしたリゾートミステリ。アガサ・クリスティの壮年期の傑作です。1941年作品。ナイルの事件からまだ間もないポワロが保養に訪れたスマグラーズ島のホテルで起きた殺人事件。妖精譚の多い土地柄の事件が陽光のもと意外な展開を見せます。
過去をさかのぼる有名な1942年作品です。若い娘の将来のため16年前の事件の真相を追うポワロ。アツイです。得意のスサマジいシミュレーション能力を発揮して事件を再現します。チョコレートをすすってるヒマはありません。砲台庭園でおきた事件の真相とは。
1958年作品です。善意とはなにかを突きつけられる異色のテーマです。クリスティの家族観を垣間見ることができます。どこか春にして君を離れを思わせる内容です。対象が失われたままの行き場のない感情はどこにいくのでしょうか。アガサ・クリスティ自選10のひとつです。
アガサ・クリスティ1939年ミステリです。数々の舞台、映画がつくられました。マザーグースを軸に場所的集中、時間的集中、人的集中が結晶した教科書のようなミステリです。過不足なく調和のとれた人物描写はさすがアガサ・クリスティ。アガサ・クリスティ自選10のひとつ。