「 アガサ・クリスティ自選10 」一覧

アクロイド殺人事件 THE MURDER OF ROGER ACKROYD アガサ・クリスティ 中村能三 訳

アクロイド殺人事件 THE MURDER OF ROGER ACKROYD アガサ・クリスティ 中村能三 訳

1926年、カボチャを栽培している床屋のポロット氏がキングズ・アボット村で殺人事件を解決します。というか隠居気味の名探偵ポワロが事件を解決します。発表された当時話題になった有名作品です。ヘイスティングズは南米に行ってしまいポワロ氏はどこか淋しそうです。自選10作。

予告殺人 A MURDER IS ANNOUNCED アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

予告殺人 A MURDER IS ANNOUNCED アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

クリスティ自選10作品のひとつです。1950年戦後まもない時期の作品です。原子力を話題に入れるところはさすがクリスティです。ローカルな事件をミス・マープルは解決に導きます。正義のためには常にだいたんな行動を選びます。自分も他人も関係ありません。少しコワイです。

動く指 THE MOVING FINGER アガサ・クリスティ 高橋豊 訳

動く指 THE MOVING FINGER アガサ・クリスティ 高橋豊 訳

1943年の第二次大戦中の作品です。ミス・マープルの舞台である「イナカ」を表している作品です。これは現代の日本でもまったく変わらずとおってしまう普遍的な世界です。また世界全体もそうかもしれません。セント・メアリ・ミードは世界の雛形、箱庭といえるかもしれません。自選10作。

無実はさいなむ ORDEAL BY INNOCENCE アガサ・クリスティ 小笠原豊樹 訳

無実はさいなむ ORDEAL BY INNOCENCE アガサ・クリスティ 小笠原豊樹 訳

1958年作品です。善意とはなにかを突きつけられる異色のテーマです。クリスティの家族観を垣間見ることができます。どこか春にして君を離れを思わせる内容です。対象が失われたままの行き場のない感情はどこにいくのでしょうか。アガサ・クリスティ自選10のひとつです。

オリエント急行の殺人 MURDER ON THE ORIENT EXPRESS アガサ・クリスティ 中村能三 訳

オリエント急行の殺人 MURDER ON THE ORIENT EXPRESS アガサ・クリスティ 中村能三 訳

アガサ・クリスティの代表作「オリエント急行の殺人」1934年の作品です。有名なリンドバーグ事件がモデルです。当時世界の注目を集めた事件でした。そのリンドバーグ事件をオリエント急行という舞台でミステリにする手腕はさすがです。アガサ・クリスティ自選10のひとつです。

そして誰もいなくなった AND THEN THERE WERE NONE アガサ・クリスティ 清水俊二 訳

そして誰もいなくなった AND THEN THERE WERE NONE アガサ・クリスティ 清水俊二 訳

アガサ・クリスティ1939年ミステリです。数々の舞台、映画がつくられました。マザーグースを軸に場所的集中、時間的集中、人的集中が結晶した教科書のようなミステリです。過不足なく調和のとれた人物描写はさすがアガサ・クリスティ。アガサ・クリスティ自選10のひとつ。

終わりなき夜に生まれつく ENDLESS NIGHT アガサ・クリスティ 乾信一郎 訳

終わりなき夜に生まれつく ENDLESS NIGHT アガサ・クリスティ 乾信一郎 訳

冒頭「我が終わりのときに始めあり」スコットランド女王メアリ・スチュアートの有名なことば(ことわざ)で始まります。「終わりなき夜に生まれつく」はアガサ・クリスティ自選10のうちのひとつ。アガサ・クリスティが愛した1967年の作品です。ポワロとミス・マープルは出てきません。

ゼロ時間へ TOWARDS ZERO アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

ゼロ時間へ TOWARDS ZERO アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

「ゼロ時間へ」にはポワロとミス・マープルは登場しません。しかし「ゼロ時間へ」ではアガサ・クリスティは魔術のような筆力で読者を引き込んできます。いつの時代もひとは変わらないと教えてくれます。アガサ・クリスティ自選10作品のひとつ。1944年の作品です。

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