「 ジャップ警部 」一覧

教会で死んだ男 SANCTUARY AND OTHER STORIES アガサ・クリスティ 宇野輝雄 訳

教会で死んだ男 SANCTUARY AND OTHER STORIES アガサ・クリスティ 宇野輝雄 訳

1951年、1961年出版。アガサ・クリスティの推理小説です。王道の短編集です。ポワロ、ミス・マープル、そして一編の幻想小説です。13篇。推理短編小説そのものズバリと言っていいのではないでしょうか。長編が苦手だなと感じる方におススメです。やはりクリスティは長編、短編問わずの全天候型の作家とわかります。ポワロの想い人、ヴェラ・ロサコフ伯爵夫人初登場です。

ヘラクレスの冒険 THE LABOURS OF HERCULES アガサ・クリスティ 高橋豊 訳

ヘラクレスの冒険 THE LABOURS OF HERCULES アガサ・クリスティ 高橋豊 訳

1947年出版。12編。ギリシア人(?)の英雄ヘラクレスはアポロンの宣託に従い、あえて苦難の偉業に挑みますが、ベルギー人の探偵はバートン博士とのナタウリの栽培から発展したヨタ話からあえてこじつけたややこしい事件を推理します。この金持ち探偵は無聊をかこちすぎです。

アクロイド殺人事件 THE MURDER OF ROGER ACKROYD アガサ・クリスティ 中村能三 訳

アクロイド殺人事件 THE MURDER OF ROGER ACKROYD アガサ・クリスティ 中村能三 訳

1926年、カボチャを栽培している床屋のポロット氏がキングズ・アボット村で殺人事件を解決します。というか隠居気味の名探偵ポワロが事件を解決します。発表された当時話題になった有名作品です。ヘイスティングズは南米に行ってしまいポワロ氏はどこか淋しそうです。自選10作。

スタイルズ荘の怪事件 THE MYSTERIOUS AFFAIR AT STYLES アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

スタイルズ荘の怪事件 THE MYSTERIOUS AFFAIR AT STYLES アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

1920年アガサ・クリスティのデビュー作であり名探偵エルキュール・ポワロ初登場でありヘイスティングズ、ジャップ警部初登場でありアルファでありオメガでもあるスタイルズ荘が舞台のそのものずばりの作品です。アガサ・クリスティは30歳でした。ここから50年以上が始まります。

雲をつかむ死 DEATH IN THE CLOUDS アガサ・クリスティ 加島祥造 訳

雲をつかむ死 DEATH IN THE CLOUDS アガサ・クリスティ 加島祥造 訳

1935年作品。英仏を結ぶ空の上での殺人事件です。ヘイスティングズが嫁を見つけ南米に移住した「ゴルフ場殺人事件」から十二年後の事件です。登場しないのに至るところでジロー刑事の名前が出てきます。今回フランス警察は陰気なフルニエ警部です。イギリスはジャップです。

エッジウェア卿の死 LORD EDGWARE DIES 福島正美 訳

エッジウェア卿の死 LORD EDGWARE DIES 福島正美 訳

南米からヘイスティングズ大尉が帰ってきています。ポワロ、ヘイスティングズ、ジャップのトリオが織り成すミステリ。1933年のロンドンの舞台女優をめぐる離婚話から事態は思わぬ殺人事件へと発展します。古き良きイギリスが香るミステリです。どこか舞台芝居のようです。

愛国殺人 THE PATRIOTIC MURDERS アガサ・クリスティ 加島祥造 訳

愛国殺人 THE PATRIOTIC MURDERS アガサ・クリスティ 加島祥造 訳

マザーグースとイデオロギー。と一見思われる作品ですが違います。イギリス社会の風潮をミステリのトレンドとして素材にするのが女王クリスティです。同時期発表された作品では封じていた社会的な気分をミステリに仕上げています。ポワロはいつものポワロです。1941年作品。

スポンサーリンク
336