「 1939年 」一覧

黄色いアイリス THE REGATTA MYSTERY AND OTHER STORIES アガサ・クリスティ 中村妙子 訳

黄色いアイリス THE REGATTA MYSTERY AND OTHER STORIES アガサ・クリスティ 中村妙子 訳

1939年出版。9編。ポワロ、ミス・マープル、パーカー・パイン。そして主役をポワロに奪われまったく登場しませんが、レイス大佐が登場する長編版「忘られぬ死」(1944年)の元ネタで表題になっている「黄色いアイリス」が収録された宝石箱のような短編集です。ミステリのハードルは負担になりません。

殺人は容易だ MURDER IS EASY アガサ・クリスティ 高橋豊 訳

殺人は容易だ MURDER IS EASY アガサ・クリスティ 高橋豊 訳

クリスティの代表作を連発していた時期の1939年度の田舎町のミステリです。同年「そして誰もいなくなった」を発表しています。物語の後半に大物警視としてバトル警視が登場します。そのおかげで純粋に元植民地警官の主人公とシンクロして当時の田舎の風景を眺めつつ推理を楽しめます。

そして誰もいなくなった AND THEN THERE WERE NONE アガサ・クリスティ 清水俊二 訳

そして誰もいなくなった AND THEN THERE WERE NONE アガサ・クリスティ 清水俊二 訳

アガサ・クリスティ1939年ミステリです。数々の舞台、映画がつくられました。マザーグースを軸に場所的集中、時間的集中、人的集中が結晶した教科書のようなミステリです。過不足なく調和のとれた人物描写はさすがアガサ・クリスティ。アガサ・クリスティ自選10のひとつ。

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