あえて紛らわしく紹介するシリーズ その1
あえて紛らわしく紹介するシリーズ その1。です。 なぜあえて紛らわしくするのか、不明です。むしろ、ネタ切れの苦し間際のタワゴトと認識して上...
ーアガサクリスティ、とその他ー
あえて紛らわしく紹介するシリーズ その1。です。 なぜあえて紛らわしくするのか、不明です。むしろ、ネタ切れの苦し間際のタワゴトと認識して上...
という話もあるということらしいです。 クリスティ作品の被害者にはこれはいつヤラれても不思議ではないだろう、という親族キャラの方がいます...
1931年出版。中編3篇、短編1篇。すべてポワロ物です。非常に読みでがある短編集です。本格推理でポワロの灰色の脳細胞が炸裂です。「厩舎街の殺人」ではジャップがあいかわらずの性格で登場、「死人の鏡」では「三幕の殺人」のサタースウェイト氏が冒頭に登場します。また、日本語タイトルと英語タイトルが違います。(英国版と米国版の違いで、日本版は米国版タイトルです)
アガサ・クリスティの存命中、出版されなかった作品群10篇。なかでも謎のクィン氏の「クィン氏のティー・セット」は幻の作品として待ち望んでいたファンの方もおおかったのではないでしょうか。その他、ポワロ物2編(うちバクダットの大櫃は短編集黄色いアイリスと重複。クリスマスの冒険はのち、中編クリスマス・プディングの冒険となります)を含んだ短編集です。1997年。
1950年。マープル作品4、ポワロ作品2、謎のクィン氏作品1、そして超ロングラン戯曲の「ねずみとり」の小説版の8編が収められた短編集です。クリスティ自選10作品の中でも出色の作品「終わりなき夜に生まれつく」の元ネタとおぼしき「管理人の事件」がインフルに罹ったミス・マープルのカンフルとしてヘイドック先生から持ち込まれます。
解決、早っ!! そして、ナットク早っ!! 現代を反映した光速の四コマ漫画、五度目の登場です。 トドメの登場ではないです、はい。 ...
1951年、1961年出版。アガサ・クリスティの推理小説です。王道の短編集です。ポワロ、ミス・マープル、そして一編の幻想小説です。13篇。推理短編小説そのものズバリと言っていいのではないでしょうか。長編が苦手だなと感じる方におススメです。やはりクリスティは長編、短編問わずの全天候型の作家とわかります。ポワロの想い人、ヴェラ・ロサコフ伯爵夫人初登場です。
1923年出版です。14篇。ポワロのキャラ設定の過程が垣間見える短編集です。この短編集ではポワロとヘイスティングズは丁々発止とやりあっています。クリスティも若く、内容が濃いミステリ集です。1920年代のポワロがどうだったのか、イギリスロンドンの雰囲気を楽しめる作品にもなっています。なんとなく自由闊達な気分に溢れたポワロ達です。
1939年出版。9編。ポワロ、ミス・マープル、パーカー・パイン。そして主役をポワロに奪われまったく登場しませんが、レイス大佐が登場する長編版「忘られぬ死」(1944年)の元ネタで表題になっている「黄色いアイリス」が収録された宝石箱のような短編集です。ミステリのハードルは負担になりません。
1947年出版。12編。ギリシア人(?)の英雄ヘラクレスはアポロンの宣託に従い、あえて苦難の偉業に挑みますが、ベルギー人の探偵はバートン博士とのナタウリの栽培から発展したヨタ話からあえてこじつけたややこしい事件を推理します。この金持ち探偵は無聊をかこちすぎです。