「 アガサ・クリスティ 」一覧

バートラム・ホテルにて AT BERTRAM’S HOTEL アガサ・クリスティ 乾 信一郎 訳

バートラム・ホテルにて AT BERTRAM’S HOTEL アガサ・クリスティ 乾 信一郎 訳

ロンドンムカシオトナ女子ライフミステリです。ビートルズ旋風の1965年出版。老後のしあわせ指南書です。エドワード朝のたたずまいを残すバートラム・ホテルを足がかりにロンドンを駆け巡り買い物するミス・マープルの青春ミステリ。オトナ女子も食べ物もいっぱいでてきます。

ナイルに死す DEATH ON THE NILE アガサ・クリスティ 加島祥造 訳

ナイルに死す DEATH ON THE NILE アガサ・クリスティ 加島祥造 訳

アガサ・クリスティ渾身の豪華ミステリです。いくつものドラマが複合的に展開します。悠久のナイルの流れは神秘的に登場人物たちに審判をくだします。1937年のエキゾチックなミステリです。ポワロ、レイス大佐のツインキャスト、ヴィジュアル度は時代を超越しています。

カーテン CURTAIN アガサ・クリスティ 中村能三 訳

カーテン CURTAIN アガサ・クリスティ 中村能三 訳

大戦中に執筆され1975年に出版された名探偵エルキュール・ポワロの最後の事件。クリスティがベストの時期に描かれたポワロです。非常に深い内容で恐ろしい事件を扱っています。ポワロが相手にする相手はまさにモンスター。善のメンタリスト対悪のメンタリストの死闘が見事です。

蒼ざめた馬 THE PALE HOSE アガサ・クリスティ 橋本福夫 訳

蒼ざめた馬 THE PALE HOSE アガサ・クリスティ 橋本福夫 訳

ポワロもミス・マープルも出ません。しかしオリヴァ夫人が登場します。ビートニク、テディ・ボーイ、エスプレッソ、家電製品など当時のモードをとらえつつも対比してるのが黒魔術的な呪いです。しかも使用される毒物が現代を予言するような非常に怖いハナシです。1960年作品。

忘られぬ死 SPARKLING CYANIDE アガサ・クリスティ 中村能三 訳

忘られぬ死 SPARKLING CYANIDE アガサ・クリスティ 中村能三 訳

戦後すぐ1945年のミステリです。アガサ・クリスティのレイス大佐登場最後の事件になります。レイス大佐は60歳過ぎです。誕生日と万聖節の夜提供される飲み物はタイトルの発泡するシアン化合物。シャンパンに仕込まれた青酸カリです。プロのMI6対CIAの勝負でもあります。

五匹の子豚 FIVE LITTLE PIGS アガサ・クリスティ 桑原千恵子 訳

五匹の子豚 FIVE LITTLE PIGS アガサ・クリスティ 桑原千恵子 訳

過去をさかのぼる有名な1942年作品です。若い娘の将来のため16年前の事件の真相を追うポワロ。アツイです。得意のスサマジいシミュレーション能力を発揮して事件を再現します。チョコレートをすすってるヒマはありません。砲台庭園でおきた事件の真相とは。

無実はさいなむ ORDEAL BY INNOCENCE アガサ・クリスティ 小笠原豊樹 訳

無実はさいなむ ORDEAL BY INNOCENCE アガサ・クリスティ 小笠原豊樹 訳

1958年作品です。善意とはなにかを突きつけられる異色のテーマです。クリスティの家族観を垣間見ることができます。どこか春にして君を離れを思わせる内容です。対象が失われたままの行き場のない感情はどこにいくのでしょうか。アガサ・クリスティ自選10のひとつです。

オリエント急行の殺人 MURDER ON THE ORIENT EXPRESS アガサ・クリスティ 中村能三 訳

オリエント急行の殺人 MURDER ON THE ORIENT EXPRESS アガサ・クリスティ 中村能三 訳

アガサ・クリスティの代表作「オリエント急行の殺人」1934年の作品です。有名なリンドバーグ事件がモデルです。当時世界の注目を集めた事件でした。そのリンドバーグ事件をオリエント急行という舞台でミステリにする手腕はさすがです。アガサ・クリスティ自選10のひとつです。

そして誰もいなくなった AND THEN THERE WERE NONE アガサ・クリスティ 清水俊二 訳

そして誰もいなくなった AND THEN THERE WERE NONE アガサ・クリスティ 清水俊二 訳

アガサ・クリスティ1939年ミステリです。数々の舞台、映画がつくられました。マザーグースを軸に場所的集中、時間的集中、人的集中が結晶した教科書のようなミステリです。過不足なく調和のとれた人物描写はさすがアガサ・クリスティ。アガサ・クリスティ自選10のひとつ。

ホロー荘の殺人 THE HOLLOW アガサ・クリスティ 中村能三 訳

ホロー荘の殺人 THE HOLLOW アガサ・クリスティ 中村能三 訳

高密度な人物描写と意外な結末の作品。1946年出版されたアガサ・クリスティの傑作のひとつに数えられます。1951年にポワロなしでアガサ・クリスティ自ら戯曲化しました。映画化もされています。推理小説のワクを越えた当時のワーキングガールの姿は今でも共感できます。

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