「 スラック警部 」一覧

愛の探偵たち THREE BLIND MICE  アガサ・クリスティ 小倉多加志 訳

愛の探偵たち THREE BLIND MICE アガサ・クリスティ 小倉多加志 訳

1950年。マープル作品4、ポワロ作品2、謎のクィン氏作品1、そして超ロングラン戯曲の「ねずみとり」の小説版の8編が収められた短編集です。クリスティ自選10作品の中でも出色の作品「終わりなき夜に生まれつく」の元ネタとおぼしき「管理人の事件」がインフルに罹ったミス・マープルのカンフルとしてヘイドック先生から持ち込まれます。

牧師館の殺人 THE MURDER AT THE VICARAGE アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

牧師館の殺人 THE MURDER AT THE VICARAGE アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

ミス・マープル初の長編です。1930年のセント・メアリ・ミード。牧歌的なイギリスの田舎が舞台です。高齢者の住民達もまだ若いです。当時は皆パワーがあります。活気のある田園風景でのミステリです。ミス・マープルは一目置かれ恐れられているポジションにいるのがわかります。

書斎の死体 THE BODY IN THE LIBRARY アガサ・クリスティ 高橋 豊 訳

書斎の死体 THE BODY IN THE LIBRARY アガサ・クリスティ 高橋 豊 訳

1942年、「鏡は横にひび割れて」事件が起こる20年前のゴシントン・ホール出の事件です。セント・メアリ・ミードを比べて読むと面白いかも知れません。ミス・マープルも住人もまだ若いです。「牧師館の殺人」事件のグリセルダも登場します。クリスティ全盛期のミステリです。

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