「 高橋 豊 」一覧

死への旅 DESTINATION UNKNOWN 高橋 豊 訳

死への旅 DESTINATION UNKNOWN 高橋 豊 訳

1954,55年作品。当時の国際情勢を反映したスリラーです。日本では昭和30年。ほぼ「ヒッコリー・ロードの殺人」と同時期の作品です。後年の「フランクフルトへの乗客」の雛形ともいえる内容で、逆に言うと当時いかに将来に不安を抱えていた世界であったかがうかがえます。ポワロは出ません。

ヒッコリー・ロードの殺人 HICKORY DICKORY DOCKI アガサ・クリスティ 高橋 豊 訳

ヒッコリー・ロードの殺人 HICKORY DICKORY DOCKI アガサ・クリスティ 高橋 豊 訳

フルブライト奨学生のアメリカ人、アフリカからの留学生など多国籍な学生が滞在する学生寮での若々しいミステリです。この1955年イギリスではヒッピー文化の萌芽がすでに表れているようです。場違いなポワロは事務所の精密機械ミス・レモンの不安を払拭すべく奮闘します。

書斎の死体 THE BODY IN THE LIBRARY アガサ・クリスティ 高橋 豊 訳

書斎の死体 THE BODY IN THE LIBRARY アガサ・クリスティ 高橋 豊 訳

1942年、「鏡は横にひび割れて」事件が起こる20年前のゴシントン・ホール出の事件です。セント・メアリ・ミードを比べて読むと面白いかも知れません。ミス・マープルも住人もまだ若いです。「牧師館の殺人」事件のグリセルダも登場します。クリスティ全盛期のミステリです。

死との約束   APPOINTMENT WITH DEATH アガサ・クリスティ 高橋 豊 訳

死との約束  APPOINTMENT WITH DEATH アガサ・クリスティ 高橋 豊 訳

古都エルサレムからペトラ遺跡、死海を舞台にしたミステリです。1988年「死海殺人事件」として映画化されました。ローレン・バコールが出演しています。原作は1938年に出版されました。臨場感あふれるミステリです。ポワロは時間の整合性に注視してアメリカ人家族を救済します。

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