「 高橋豊 」一覧

ヘラクレスの冒険 THE LABOURS OF HERCULES アガサ・クリスティ 高橋豊 訳

ヘラクレスの冒険 THE LABOURS OF HERCULES アガサ・クリスティ 高橋豊 訳

1947年出版。12編。ギリシア人(?)の英雄ヘラクレスはアポロンの宣託に従い、あえて苦難の偉業に挑みますが、ベルギー人の探偵はバートン博士とのナタウリの栽培から発展したヨタ話からあえてこじつけたややこしい事件を推理します。この金持ち探偵は無聊をかこちすぎです。

殺人は容易だ MURDER IS EASY アガサ・クリスティ 高橋豊 訳

殺人は容易だ MURDER IS EASY アガサ・クリスティ 高橋豊 訳

クリスティの代表作を連発していた時期の1939年度の田舎町のミステリです。同年「そして誰もいなくなった」を発表しています。物語の後半に大物警視としてバトル警視が登場します。そのおかげで純粋に元植民地警官の主人公とシンクロして当時の田舎の風景を眺めつつ推理を楽しめます。

チムニーズ館の秘密 THE SECRET OF CHIMNEYS 高橋豊 訳

チムニーズ館の秘密 THE SECRET OF CHIMNEYS 高橋豊 訳

1925年、前年「茶色の服の男」で南アフリカの冒険譚を描いたクリスティは今度は南アフリカからイギリス本土へ男を向かわせます。舞台は外国来賓を迎える侯爵所有のチムニーズ館。ロンドン警視庁きっての慧眼の警視バトルのデビュー作です。彼は四年後のチムニーズ館「七つの時計殺人事件」でも登場します。

動く指 THE MOVING FINGER アガサ・クリスティ 高橋豊 訳

動く指 THE MOVING FINGER アガサ・クリスティ 高橋豊 訳

1943年の第二次大戦中の作品です。ミス・マープルの舞台である「イナカ」を表している作品です。これは現代の日本でもまったく変わらずとおってしまう普遍的な世界です。また世界全体もそうかもしれません。セント・メアリ・ミードは世界の雛形、箱庭といえるかもしれません。自選10作。

スポンサーリンク
336