「 1931年 」一覧

死人の鏡 MURDER IN THE MEWS  アガサ・クリスティ 小倉多加志 訳 

死人の鏡 MURDER IN THE MEWS アガサ・クリスティ 小倉多加志 訳 

1931年出版。中編3篇、短編1篇。すべてポワロ物です。非常に読みでがある短編集です。本格推理でポワロの灰色の脳細胞が炸裂です。「厩舎街の殺人」ではジャップがあいかわらずの性格で登場、「死人の鏡」では「三幕の殺人」のサタースウェイト氏が冒頭に登場します。また、日本語タイトルと英語タイトルが違います。(英国版と米国版の違いで、日本版は米国版タイトルです)

シタフォードの秘密 THE SITTAFORD MYSTERY アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

シタフォードの秘密 THE SITTAFORD MYSTERY アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

1931年雪深い僻村のオカルティックなミステリです。雰囲気のある情景描写は真冬に読むのにピッタリです。主人公は容疑者の恋人エミリー・トリフューシス。厳冬期のイギリスの寒村を燃える女子力を総動員して真犯人に迫ります。熱いです。エミリーにちゅうちょと迷いはゼロです。良い嫁になるのは間違いなし

邪悪の家 PERIL AT END HOUSE アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

邪悪の家 PERIL AT END HOUSE アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

1932年、「青列車の秘密」事件の4年後くらいのポワロの事件です。友人のヘイスティングスがアルゼンチンから来ていて語り手になっています。クリスティは42歳でまだ若く活動的です。ポワロは引退すると言っていますが元気でヘイスティングスと丁々発止やりあっています。

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