蜘蛛の巣 SPIDER’S WEB アガサ・クリスティ 加藤恭平 訳
味覚音痴の上流階級の叔父たちが利き酒を試しているのを横目で楽しんでいる、超低額で野中の高級一軒家を借りた外交官の妻クラリサ。彼女は恋愛妄想を楽しむという女性です。夫の連れ子ピパはカエルの解剖と呪いが好き。ガタイの良い家付きの使用人の女性は口うるさく、雇った執事夫婦は不満が多い。当家になぜかいる実業家の秘書。そこへ夫の前妻の連れ合いが登場。彼はペテン師です。その彼が客間で死体で再登場して物語はこんがらかって展開していきます。長時間に思えますが、夕方からちょっと過ぎの間の出来事です。三幕物1956年の作品。