海浜の午後 RULE OF THREE アガサ・クリスティ 深町真理子 訳

海浜の午後 RULE OF THREE アガサ・クリスティ 深町真理子 訳

「海浜の午後」『患者」『鼠たち」の一幕もの三篇を収めた戯曲集です。1962年。一幕ものですので、そんな複雑な構成、内容の戯曲ではありません。が、推理はそんなに単純ではありません。短編小説、というか掌編小説の味わいで推理を楽しめる戯曲集です。

リスタデール卿の謎 THE LISTERDALE MYSTERY アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

リスタデール卿の謎 THE LISTERDALE MYSTERY アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

1934年出版。12編。オトナ男子女子の童話です。しかも特にダメ男子のための童話でもあります。選りすぐりのダメ男たちへのエールでもある短編集です。長編でいうとポワロやミス・マープルが登場しない「なぜエヴァンズに頼まなかったのか?」のニート、ボビィ君や「バクダッドの秘密」のヴィクトリア嬢が活躍するような「逆境上等」な短編集です。気分爽快。

死の猟犬 THE HOUND OF DEATH アガサ・クリスティ 小倉多加志 訳 

死の猟犬 THE HOUND OF DEATH アガサ・クリスティ 小倉多加志 訳 

1933年出版のクリスティのスーパーネイチャーの短編集です。この短編もまたアガサ・クリスティという大推理小説家の一面を良く表していると言えるでしょう。かなりの有名作品でも自然に登場する神秘的な会話や描写はこの短編で結実しています。ポワロ、ミス・マープルなどのキャラクターが超越しているのもナットクできます。11篇。あの有名戯曲「検察側の証人」の小説版を含んでいます。

ベツレヘムの星 STAR OVER BETHLEHEM アガサ・クリスティ 中村能三 訳

ベツレヘムの星 STAR OVER BETHLEHEM アガサ・クリスティ 中村能三 訳

まさに「クリスマスにはクリスティを」そのものの本です。1965年出版。当然聖書からの引用は多数、天使から聖人、ロバが列した天国のような本です。寓話的な内容から、あの超越した小説「春にして君を離れを」思わせる「水上バス」など非常に密度が濃いです。しかも全然難しくありません。薄いのでプレゼントにも最適です。とくに自分への。

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