「 1952年 」一覧

ねずみとり THE MOUSETRAP アガサ・クリスティ 鳴海四郎 訳

ねずみとり THE MOUSETRAP アガサ・クリスティ 鳴海四郎 訳

ミステリ戯曲としてあまりにも有名です。1952年以来のロングラン公演。出版は1954年です。雪で閉ざされた山荘が舞台。それだけですでにミステリっぽい上にアガサ・クリスティ作です。奥行のある構成で引き込まれてしまうでしょう。ただの物語ではありません。世相を現しています。

娘は娘 A DAUGHTER’S A DAUGHTER  アガサ・クリスティ(メアリ・ウェストマコット) 中村妙子 訳

娘は娘 A DAUGHTER’S A DAUGHTER  アガサ・クリスティ(メアリ・ウェストマコット) 中村妙子 訳

1952年作品。メアリ・ウェストマコット名義5作目。単純に、娘に再婚を反対されキレた母親のオハナシではありません。母と娘の相克のハナシでもありません。これは母と娘のハナシというよりも母親アン・プレンティスが夢のなかで夢をみて、すべて夢であることに気づくオハナシです。しかしこの夢はやはり現実としか思えない本物の夢でもあります。アンの見た夢は私たちすべてが見ている夢です。

マギンティ夫人は死んだ MRS McGINTY’S DEAD アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

マギンティ夫人は死んだ MRS McGINTY’S DEAD アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

過去の人ポワロ。ああ、ヘイスティングスがいたらどれだけ私の推理に賞賛してくれることか。道行く人は誰もポワロのことを知りません。しかし引退間際のスペンス警視は担当事件を解明すべくポワロのアパートを藁をもすがる思いで訪れます。そしてオリヴァ夫人です。1951年作品。

魔術の殺人 THEY DO IT WITH MIRRORS アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

魔術の殺人 THEY DO IT WITH MIRRORS アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

1952年作品。ゴシック調の巨大な屋敷で展開する物語です。圧倒される舞台設定の中で奇妙な人々がそれぞれの思惑と理想の実現のため不穏な空気を気づかないふりをしつつ生活しています。旧友の頼みを引き受け、彼女の妹でもありマープル自身の旧友のためストニイゲイトに赴きます。

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