「 ヘイスティングズ 」一覧

愛の探偵たち THREE BLIND MICE  アガサ・クリスティ 小倉多加志 訳

愛の探偵たち THREE BLIND MICE アガサ・クリスティ 小倉多加志 訳

1950年。マープル作品4、ポワロ作品2、謎のクィン氏作品1、そして超ロングラン戯曲の「ねずみとり」の小説版の8編が収められた短編集です。クリスティ自選10作品の中でも出色の作品「終わりなき夜に生まれつく」の元ネタとおぼしき「管理人の事件」がインフルに罹ったミス・マープルのカンフルとしてヘイドック先生から持ち込まれます。

教会で死んだ男 SANCTUARY AND OTHER STORIES アガサ・クリスティ 宇野輝雄 訳

教会で死んだ男 SANCTUARY AND OTHER STORIES アガサ・クリスティ 宇野輝雄 訳

1951年、1961年出版。アガサ・クリスティの推理小説です。王道の短編集です。ポワロ、ミス・マープル、そして一編の幻想小説です。13篇。推理短編小説そのものズバリと言っていいのではないでしょうか。長編が苦手だなと感じる方におススメです。やはりクリスティは長編、短編問わずの全天候型の作家とわかります。ポワロの想い人、ヴェラ・ロサコフ伯爵夫人初登場です。

ポアロ登場 POIROT INVESTIGATES アガサ・クリスティ 小倉多加志 訳

ポアロ登場 POIROT INVESTIGATES アガサ・クリスティ 小倉多加志 訳

1923年出版です。14篇。ポワロのキャラ設定の過程が垣間見える短編集です。この短編集ではポワロとヘイスティングズは丁々発止とやりあっています。クリスティも若く、内容が濃いミステリ集です。1920年代のポワロがどうだったのか、イギリスロンドンの雰囲気を楽しめる作品にもなっています。なんとなく自由闊達な気分に溢れたポワロ達です。

スタイルズ荘の怪事件 THE MYSTERIOUS AFFAIR AT STYLES アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

スタイルズ荘の怪事件 THE MYSTERIOUS AFFAIR AT STYLES アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

1920年アガサ・クリスティのデビュー作であり名探偵エルキュール・ポワロ初登場でありヘイスティングズ、ジャップ警部初登場でありアルファでありオメガでもあるスタイルズ荘が舞台のそのものずばりの作品です。アガサ・クリスティは30歳でした。ここから50年以上が始まります。

もの言えぬ証人 DUMB WITNESS アガサ・クリスティ 加島祥造 訳

もの言えぬ証人 DUMB WITNESS アガサ・クリスティ 加島祥造 訳

1937年のヴィクトリア朝時代の人物ミステリです。セント・メアリ・ミードにポワロが光臨したようです。犬人物造形の彫り込みが見事のひとこと。幕末明治の人はこんなんだったのかとボブと一緒に唸ります。ボブはテリアです。「カーテン」までヘイスティングズ大尉とはお別れです。

ビッグ4 BIG FOUR アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

ビッグ4 BIG FOUR アガサ・クリスティ 田村隆一 訳

1927年ヘイスティングズ大尉が南米から戻ってきたときの事件です。前年のアガサ・クリスティ「謎の失踪」事件直後の長編作品となります。ポワロもののなかでもアドベンチャー形式の珍しいタイプのミステリ。日本では昭和二年になります。ポワロの想い人ロザコフ伯爵夫人が登場します。

エッジウェア卿の死 LORD EDGWARE DIES 福島正美 訳

エッジウェア卿の死 LORD EDGWARE DIES 福島正美 訳

南米からヘイスティングズ大尉が帰ってきています。ポワロ、ヘイスティングズ、ジャップのトリオが織り成すミステリ。1933年のロンドンの舞台女優をめぐる離婚話から事態は思わぬ殺人事件へと発展します。古き良きイギリスが香るミステリです。どこか舞台芝居のようです。

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